瑠乃の治療が始まった。
そんなに強い薬を使ってないから、
「暇ー」
とか言うかなと思っていたけど瑠乃の場合そう甘くはなかった。

点滴を入れて初めから寝ていたから疲れたのかなと思って残った仕事をしていたら瑠乃が咳をして起きた。
副作用かなと思って見たら案の定口を抑えていたので桶を渡して背中をさすってあげた。
そこまで吐いていなく、しんどくなさそうだったので吐きどめは入れなかった。

副作用が強いな、父親に相談しよ、。

そう俺の父親はこの病院の医院長。
父親が医院長だった為俺も何となく医学の道へと進んでいた。

コンコン

看「お邪魔しまーす。昼食でーす。」

この看護師、甘海さんだ。
俺の担当の子に明らかに近づいて睨んで帰る。

厄介な看護師だ。

甘「ここに置いときますねぇ。」

葵「うん。ありがとう。」

甘「お邪魔しましたぁ。」