明日を信じられたのはあなたのおかげです


葵「寝られない?」

コクッ

葵「だと思った笑」

ムッ

葵「ごめん、ごめん怒らないで」

瑠「寝れないの、」

葵「うん、検査の前とかは皆そうだから安心しな?ほらくまさん」

私のお気に入りのくまさんをくれた。

コクッ

葵「寝れるまで隣いてあげるから、早く寝な」

コクッ

そこから私が寝るまでお腹をトントンしてくれたり、頭を撫でてくれたりしていた。

しばらくすると私はいつの間にか夢の世界へ入っていた。

ピヨピヨ

鳥の声で私は目を覚めた。
今日が検査だと考えるとちょっと怖くなってきた。
布団の中に入ってお気に入りのくまさんをギュッと抱きしめた。

コンコン

葵「回診だよー。」

回診来ちゃった…

葵「瑠乃ー?」

回診やだ、嫌でもあの病院の思い出が蘇ってくる。

葵「瑠乃、布団めくるよー」

バサッ

葵「瑠乃、おいで?」