「…うぉっ!?」
最近俺は、もうオルタンスがいかに妙な言動をしていても、無視することにしていた。
双眼鏡片手に窓に貼り付いていようが、携帯の待受を見ながらにやにやしてようが、無視だ。
そう固く決意していたというのに、俺はこの日、オルタンスの格好を見て、声を出さずにはいられなかった。
「お前、何だその格好!?」
「ん…?」
オルタンスは、包帯まみれだった。
頭、首もと、腕、胴体、足。
何処もかしこも、血のついた包帯でぐるぐる巻き。
…どうなってるんだ?これは。
まるで派手な交通事故にでも遭ったかのようだ。
「どっ…どうしたんですかオルタンス殿!その姿は!」
これには、通りすがりのルーシッドもびっくり。
ルーシッドじゃなくても、こんな姿を見れば驚いて声をあげるだろう。
「ま、まさか『青薔薇連合会』ですか?それとも他の敵対組織と抗争に…!」
「…?」
オルタンスにここまでの大怪我をさせられる者は、ごく一部に限られる。
これはただごとではない。
故に、ルーシッドは酷く焦っていた。
けれど、当のオルタンスはこのきょとん顔。
…何だろう。なんか察した。
焦り顔のルーシッドを見て、オルタンスは不思議そうに首を傾げながら、俺をじーっと見つめた。
「…俺を見るなよ」
「…?ルーシッドは何を言ってるんだ?」
「お前こそ何をやってんだ」
その格好は何なんだ。
「??あの…オルタンス殿、怪我…されたんですよね?」
ルーシッドは疑問符を浮かべながら、そう尋ねた。
包帯を巻いてるんだから、怪我をしていると思うのは当然だ。
だがルーシッドよ。よく見てみろ。
これだけ包帯を巻いているというのに、オルタンスはぴんぴんしている。
まるで健康体ではないか。
そして…その包帯についている、赤い血らしき染み。
よく見たら…あれは血ではない。
ただのペイントだ。
つまり、これは。
「…仮装か何かか?」
「勿論だ」
どや顔するなよ。ぶん殴りたくなっただろ。
最近俺は、もうオルタンスがいかに妙な言動をしていても、無視することにしていた。
双眼鏡片手に窓に貼り付いていようが、携帯の待受を見ながらにやにやしてようが、無視だ。
そう固く決意していたというのに、俺はこの日、オルタンスの格好を見て、声を出さずにはいられなかった。
「お前、何だその格好!?」
「ん…?」
オルタンスは、包帯まみれだった。
頭、首もと、腕、胴体、足。
何処もかしこも、血のついた包帯でぐるぐる巻き。
…どうなってるんだ?これは。
まるで派手な交通事故にでも遭ったかのようだ。
「どっ…どうしたんですかオルタンス殿!その姿は!」
これには、通りすがりのルーシッドもびっくり。
ルーシッドじゃなくても、こんな姿を見れば驚いて声をあげるだろう。
「ま、まさか『青薔薇連合会』ですか?それとも他の敵対組織と抗争に…!」
「…?」
オルタンスにここまでの大怪我をさせられる者は、ごく一部に限られる。
これはただごとではない。
故に、ルーシッドは酷く焦っていた。
けれど、当のオルタンスはこのきょとん顔。
…何だろう。なんか察した。
焦り顔のルーシッドを見て、オルタンスは不思議そうに首を傾げながら、俺をじーっと見つめた。
「…俺を見るなよ」
「…?ルーシッドは何を言ってるんだ?」
「お前こそ何をやってんだ」
その格好は何なんだ。
「??あの…オルタンス殿、怪我…されたんですよね?」
ルーシッドは疑問符を浮かべながら、そう尋ねた。
包帯を巻いてるんだから、怪我をしていると思うのは当然だ。
だがルーシッドよ。よく見てみろ。
これだけ包帯を巻いているというのに、オルタンスはぴんぴんしている。
まるで健康体ではないか。
そして…その包帯についている、赤い血らしき染み。
よく見たら…あれは血ではない。
ただのペイントだ。
つまり、これは。
「…仮装か何かか?」
「勿論だ」
どや顔するなよ。ぶん殴りたくなっただろ。


