「何でそこまで、組織を大きくすることにこだわるんだ、グリーシュ。『青薔薇連合会』に対抗する為だと言うけど、正直…それはまだ無理だと思う。『青薔薇連合会』はヤワな相手じゃない。今の俺達じゃ、とてもじゃないが無理だ」
「…それを何とかするのが、お前の仕事じゃないのか?」
「何とかしようとしても、出来ないことだってある」
「案外大したことないんだな。元貴族様も」
…それは、確かに…俺の不徳なのかもしれないが。
だからって、鼻で笑われる筋合いはない。
「頼むから突っかからないでくれ。俺はお前と対立したい訳じゃないんだ」
「そりゃお前は、生まれたときから温室育ちだもんな。俺達と違って、何の修羅場を乗り越えてきた訳でもない。ちょっと強くなったら、もうそれで満足してしまえるんだ。何の野望もないし、自分の保身のことしか考えない」
「…」
俺は唇を噛み締めた。
確かに、俺はグリーシュと比べれば、温室育ちだったかもしれない。
だからって、何の苦労もなくぬくぬくと育ってきた訳じゃない。
それに、保身のつもりでこんなことを言ってるんじゃない。
本当に保身を考えるなら、そもそもマフィアなんかになったりしなかった。
あのとき、周りの勧めの通りにクレマティス家の当主を継いでいたはずだ。
「俺はこんなところじゃ立ち止まらない。早く強くなって、『青薔薇連合会』 も帝国騎士団も黙らせる存在になるんだ」
「グリーシュ…!」
「うるさい。『セント・ニュクス』を作ることを決めたのは俺だ。俺がリーダーなんだ。俺に従えないのなら、何処にでも出ていけよ」
「…!」
それは、それだけは。
絶対に言ってはいけないことじゃないのか。
「…それを何とかするのが、お前の仕事じゃないのか?」
「何とかしようとしても、出来ないことだってある」
「案外大したことないんだな。元貴族様も」
…それは、確かに…俺の不徳なのかもしれないが。
だからって、鼻で笑われる筋合いはない。
「頼むから突っかからないでくれ。俺はお前と対立したい訳じゃないんだ」
「そりゃお前は、生まれたときから温室育ちだもんな。俺達と違って、何の修羅場を乗り越えてきた訳でもない。ちょっと強くなったら、もうそれで満足してしまえるんだ。何の野望もないし、自分の保身のことしか考えない」
「…」
俺は唇を噛み締めた。
確かに、俺はグリーシュと比べれば、温室育ちだったかもしれない。
だからって、何の苦労もなくぬくぬくと育ってきた訳じゃない。
それに、保身のつもりでこんなことを言ってるんじゃない。
本当に保身を考えるなら、そもそもマフィアなんかになったりしなかった。
あのとき、周りの勧めの通りにクレマティス家の当主を継いでいたはずだ。
「俺はこんなところじゃ立ち止まらない。早く強くなって、『青薔薇連合会』 も帝国騎士団も黙らせる存在になるんだ」
「グリーシュ…!」
「うるさい。『セント・ニュクス』を作ることを決めたのは俺だ。俺がリーダーなんだ。俺に従えないのなら、何処にでも出ていけよ」
「…!」
それは、それだけは。
絶対に言ってはいけないことじゃないのか。


