The previous night of the world revolution3〜L.D.〜

俺が『セント・ニュクス』を作ったのは、そういう理由だ。

そこからは、アイズレンシアが調べた通りだ。

俺達は少しずつ力をつけた。

ルレイア達は『セント・ニュクス』のリーダーを俺だと思っていたようだが、正しくは俺とグリーシュの、二人がリーダーみたいなものだったのだ。

少なくとも、俺はそのつもりだった。

『セント・ニュクス』は大きくなっていっていた。少しずつその規模を増していった。

…余談だが、俺が仮面をつけるようになったのはその頃である。

きっかけは、グリーシュが洒落たチョーカーをつけていたことにある。

「…グリーシュ、そのチョーカー」

昨日まではつけていなかったそれに、俺は気づいて声をかけた。

「あ、気づいたか?これ、どうだ?」

グリーシュは嬉しそうにチョーカーを指で弄った。

十字架の飾りがついたそのチョーカーは、グリーシュによく似合っていた。

「いや、似合ってるけど…。どうしたんだ?」

「俺もマフィアになったんだから、それっぽくしようと思って…。子供だって舐められないように」

「…成程…」

見た目から入るんだな。

似合ってるし、良いと思う。

「ルリシヤも、何かつけてみないか?」

「…そうだな…。考えてみる」

「ルリシヤはイケメンだから、何でも似合うよ」

「…」

自分がイケメンかどうかは…別にどうでも良いのだけど。

何があるだろう。見た目マフィアっぽくて、舐められなくなるアイテム。

ちょっと考えて、そして出てきたのが…。