二時間後。
「お前、なかなかやるじゃないか」
「…ビギナーズラックって奴じゃないのか?」
俺の財布は、ぱんぱんに膨らんでいた。
負け分は負担してやる、と言われたのだが…負け分どころか、勝ってしまった。
こんなところで運を使うなんて、勿体ない。
「どうだ?初めてのギャンブルは。楽しかったか?」
「…楽しくはないけど、運勝負じゃないことは分かった」
「だろ?」
俺は、完全にビギナーズラックで勝ったけど。
グリーシュが勝ったのは、運じゃない。
見ていれば分かる。
…所謂、イカサマって奴だ。
凄く巧妙で、上手くやってるけど…イカサマなのは明白だった。
ばれなければ、イカサマだろうと勝ちは勝ちだからなぁ。
「また行こうぜ。お前とのペア、なかなか良かった」
「…言っておくけど、俺にはお前のイカサマは通用しないぞ。もう見破ったから」
「初見で見破ったのはお前が初めてだ。驚いたよ」
「…」
この孤児院の子供は、皆頭が弱いからさ。
グリーシュのイカサマにも、気づかないのかもしれないけど。
俺から見たら一目瞭然だ。
「だから、お前を敵には回さない。今度から、お前と組んでギャンブルすることにするよ」
「…何で勝手に決めてるんだ?」
「良いじゃないか。ルリシヤの大胆なカード捌き、気に入ったよ。俺と組んでくれ。頼むよ」
…さっき会ったばかりで、ちょっと一緒にギャンブルやっただけなのに。
もう、歴戦の友のような言い方。
正直、俺はギャンブルなんて好きじゃないし、やっぱり楽しくはなかった。
勝ったのは嬉しいけど。
まぁ、でも…やっぱり、嫌な気はしないな。
だって俺、同い年の少年とこんなに喋るのって、初めてだから。
そのとき俺が、グリーシュの誘いを断らなかったのは。
初めて誰かに頼られたのが、嬉しかったからなのかもしれない。
「お前、なかなかやるじゃないか」
「…ビギナーズラックって奴じゃないのか?」
俺の財布は、ぱんぱんに膨らんでいた。
負け分は負担してやる、と言われたのだが…負け分どころか、勝ってしまった。
こんなところで運を使うなんて、勿体ない。
「どうだ?初めてのギャンブルは。楽しかったか?」
「…楽しくはないけど、運勝負じゃないことは分かった」
「だろ?」
俺は、完全にビギナーズラックで勝ったけど。
グリーシュが勝ったのは、運じゃない。
見ていれば分かる。
…所謂、イカサマって奴だ。
凄く巧妙で、上手くやってるけど…イカサマなのは明白だった。
ばれなければ、イカサマだろうと勝ちは勝ちだからなぁ。
「また行こうぜ。お前とのペア、なかなか良かった」
「…言っておくけど、俺にはお前のイカサマは通用しないぞ。もう見破ったから」
「初見で見破ったのはお前が初めてだ。驚いたよ」
「…」
この孤児院の子供は、皆頭が弱いからさ。
グリーシュのイカサマにも、気づかないのかもしれないけど。
俺から見たら一目瞭然だ。
「だから、お前を敵には回さない。今度から、お前と組んでギャンブルすることにするよ」
「…何で勝手に決めてるんだ?」
「良いじゃないか。ルリシヤの大胆なカード捌き、気に入ったよ。俺と組んでくれ。頼むよ」
…さっき会ったばかりで、ちょっと一緒にギャンブルやっただけなのに。
もう、歴戦の友のような言い方。
正直、俺はギャンブルなんて好きじゃないし、やっぱり楽しくはなかった。
勝ったのは嬉しいけど。
まぁ、でも…やっぱり、嫌な気はしないな。
だって俺、同い年の少年とこんなに喋るのって、初めてだから。
そのとき俺が、グリーシュの誘いを断らなかったのは。
初めて誰かに頼られたのが、嬉しかったからなのかもしれない。


