料理を作り終え。
いざ、実食。
の、前に。
それぞれグラスに、ワインを注いで(アリューシャだけグレープジュース)。
「じゃ、俺の退院と、ルリシヤの幹部就任と、それから俺とルルシーの婚約記念を祝って、乾杯!」
「おい、ルレイアちょっと待て」
最後のは何だ。
「何ですか…。乾杯に水差さないでくださいよ。かんぱーい」
おい、待て。勝手に乾杯するな。
しかし。
「かんぱーい」
聞く耳を持たない連中が、俺を無視して乾杯してしまった。
こいつら。
「さぁ食べましょう。病院食超不味くて、ルルシーのご飯がずっと恋しかったんです」
ルレイアはにこにこと、俺の手製のローストチキンを食べていた。
お前って奴は…まぁ、元気になったんだから良いけどさ。
それよりも。
俺が気になっているのは、このルリシヤのお手製野菜スープと、同じくルリシヤお手製オムレツである。
…調理過程をちらちら見て確めていたから、毒物の類は入ってないんだろうけど。
「なんかすげぇ。ニンジンが色んな形してる」
アリューシャは早速、飾り切りのニンジンに興味津々。
野菜嫌いのアリューシャに、まず興味を持たせるのが凄い。
「食べてみなよ、アリューシャ。美味しいかもよ」
「えー」
アイズに促されるも、簡単には手をつけないアリューシャ。
アリューシャの手強さは、俺もよく知るところだ。
「アイ公先に食べて」
「私が先に食べるの?別に良いけど…」
アイズは何の躊躇いもなく、ルリシヤの野菜スープに口をつけた。
「…うん、美味しい。美味しいよアリューシャ。食べてごらんよ」
「やだ~」
「大丈夫。全然食感も残ってないし、青臭さもないよ」
「…もー。仕方ないなぁ」
何故か偉そうなアリューシャは、ちびっ、と野菜スープを飲んだ。
さぁ、反応はどうだ。
「…む?」
「どう?美味しい?」
「うみゅ。普通に食える」
…なんてことだ。
あのアリューシャが、普通に野菜スープ食ってる。
しかも、ニンジンまで食ってる。
ルリシヤは安堵したような顔をしていたが、俺は愕然としていた。
「アリューシャ、食べられるの?美味しい?」
これには、アリューシャの保護者、アイズも驚いていた。
「美味しかねぇけど、食える」
「そうなんだ。良かったねアリューシャ」
「…」
あのアリューシャに、野菜を食べさせるとは。
一体何者なんだ。このルリシヤという男。
更に。
「わぁ。見てくださいルルシー。凄いですよ」
「え…?何が?」
「ルリシヤのオムレツ。お店の奴みたいです」
はしゃぐルレイアの手元を見ると、そこにはお手本のようなオムレツがあった。
いざ、実食。
の、前に。
それぞれグラスに、ワインを注いで(アリューシャだけグレープジュース)。
「じゃ、俺の退院と、ルリシヤの幹部就任と、それから俺とルルシーの婚約記念を祝って、乾杯!」
「おい、ルレイアちょっと待て」
最後のは何だ。
「何ですか…。乾杯に水差さないでくださいよ。かんぱーい」
おい、待て。勝手に乾杯するな。
しかし。
「かんぱーい」
聞く耳を持たない連中が、俺を無視して乾杯してしまった。
こいつら。
「さぁ食べましょう。病院食超不味くて、ルルシーのご飯がずっと恋しかったんです」
ルレイアはにこにこと、俺の手製のローストチキンを食べていた。
お前って奴は…まぁ、元気になったんだから良いけどさ。
それよりも。
俺が気になっているのは、このルリシヤのお手製野菜スープと、同じくルリシヤお手製オムレツである。
…調理過程をちらちら見て確めていたから、毒物の類は入ってないんだろうけど。
「なんかすげぇ。ニンジンが色んな形してる」
アリューシャは早速、飾り切りのニンジンに興味津々。
野菜嫌いのアリューシャに、まず興味を持たせるのが凄い。
「食べてみなよ、アリューシャ。美味しいかもよ」
「えー」
アイズに促されるも、簡単には手をつけないアリューシャ。
アリューシャの手強さは、俺もよく知るところだ。
「アイ公先に食べて」
「私が先に食べるの?別に良いけど…」
アイズは何の躊躇いもなく、ルリシヤの野菜スープに口をつけた。
「…うん、美味しい。美味しいよアリューシャ。食べてごらんよ」
「やだ~」
「大丈夫。全然食感も残ってないし、青臭さもないよ」
「…もー。仕方ないなぁ」
何故か偉そうなアリューシャは、ちびっ、と野菜スープを飲んだ。
さぁ、反応はどうだ。
「…む?」
「どう?美味しい?」
「うみゅ。普通に食える」
…なんてことだ。
あのアリューシャが、普通に野菜スープ食ってる。
しかも、ニンジンまで食ってる。
ルリシヤは安堵したような顔をしていたが、俺は愕然としていた。
「アリューシャ、食べられるの?美味しい?」
これには、アリューシャの保護者、アイズも驚いていた。
「美味しかねぇけど、食える」
「そうなんだ。良かったねアリューシャ」
「…」
あのアリューシャに、野菜を食べさせるとは。
一体何者なんだ。このルリシヤという男。
更に。
「わぁ。見てくださいルルシー。凄いですよ」
「え…?何が?」
「ルリシヤのオムレツ。お店の奴みたいです」
はしゃぐルレイアの手元を見ると、そこにはお手本のようなオムレツがあった。


