…彼女の、人を見る目は確かだからな…。そんなに心配はしていないが。
「…顔は可愛いわよね。仮面をしててよく見えないけど」
分かる。
アシュトーリアさん、俺と同じ趣味してるな?さては。
「その仮面は、傷を隠してるの?それともファッション?」
「ファッションです」
「そうなの~」
なかなか趣味の良いファッションじゃないか。
ちょっと嫉妬。
「ルルシー、ルルシー。俺も仮面つけたら似合いますかね?」
「今でも充分インパクトある格好してる癖に、これ以上何をつけるつもりだ」
ルルシーが酷い。
今ルルシー、ちょっとイライラルルシーだから。ご機嫌斜めって奴。
「『セント・ニュクス』については、アイズからある程度教えてもらったわ。結成して数年足らずで、そこそこ大きな組織にしたそうじゃない。その手腕は本物のようね」
「…」
「それに、私の可愛いルレイアを暗殺しようとした、その実力も確かね。幹部になる適正は充分あるわ」
「…ありがとうございます」
うんうん、俺もそう思う。
才能は充分ある。昔の俺と一緒だな。
でもルリシヤには、昔の俺と同じ欠点があるのだ。
そこを、上手いことクリア出来るかが争点だな。
「…でもあなた、元『セント・ニュクス』のリーダーなのよね」
そう。それだ。
それが問題なのだ。
ルリシヤには実力がある。才能もある…。でも信用がない。
いつ裏切るか分からない。そもそもルリシヤがスパイでないという証拠が何処にある?
俺が以前、ルナニア・ファーシュバルとしてランドエルス騎士官学校に潜入したように。
ルリシヤもまた、『青薔薇連合会』に潜入しようとしてるだけかもしれない。
その可能性は排除出来ない。
「うちの幹部になって、一体何をするつもりかしら」
「…何も。『青薔薇連合会』を騙すつもりも、裏切るつもりもありません」
「信じてあげたいところだけど、組織の長としてはそうも行かないのよ。どうしてもあなたを疑わなきゃならないわ」
…うーん。やっぱりそうなるよなぁ。
一筋縄では行かない。俺のときもそうだったけど。
「…どうすれば信用してもらえますか?」
「そうね…。どうしようかしら…。うーん」
アシュトーリアさんは腕を組んで考え込んでしまった。
何をしてもらったとしても、信用は出来ないよなぁ。
ルリシヤほどの手腕があれば、俺達を騙す為にどんな方法を取ってきても不思議じゃない。
「…そうね、ルレイア。あなたはどう思う?」
「ん?ここで俺に聞きますか」
ご指名が入った。
「えぇ。昔同じ立場だったあなたは、どう思う?」
「うーん、そうですねぇ…」
他人事とは思えなくて、ルリシヤがちょっと可哀想、ってのが本音だが。
さて、何て答えたものだろう。
「…顔は可愛いわよね。仮面をしててよく見えないけど」
分かる。
アシュトーリアさん、俺と同じ趣味してるな?さては。
「その仮面は、傷を隠してるの?それともファッション?」
「ファッションです」
「そうなの~」
なかなか趣味の良いファッションじゃないか。
ちょっと嫉妬。
「ルルシー、ルルシー。俺も仮面つけたら似合いますかね?」
「今でも充分インパクトある格好してる癖に、これ以上何をつけるつもりだ」
ルルシーが酷い。
今ルルシー、ちょっとイライラルルシーだから。ご機嫌斜めって奴。
「『セント・ニュクス』については、アイズからある程度教えてもらったわ。結成して数年足らずで、そこそこ大きな組織にしたそうじゃない。その手腕は本物のようね」
「…」
「それに、私の可愛いルレイアを暗殺しようとした、その実力も確かね。幹部になる適正は充分あるわ」
「…ありがとうございます」
うんうん、俺もそう思う。
才能は充分ある。昔の俺と一緒だな。
でもルリシヤには、昔の俺と同じ欠点があるのだ。
そこを、上手いことクリア出来るかが争点だな。
「…でもあなた、元『セント・ニュクス』のリーダーなのよね」
そう。それだ。
それが問題なのだ。
ルリシヤには実力がある。才能もある…。でも信用がない。
いつ裏切るか分からない。そもそもルリシヤがスパイでないという証拠が何処にある?
俺が以前、ルナニア・ファーシュバルとしてランドエルス騎士官学校に潜入したように。
ルリシヤもまた、『青薔薇連合会』に潜入しようとしてるだけかもしれない。
その可能性は排除出来ない。
「うちの幹部になって、一体何をするつもりかしら」
「…何も。『青薔薇連合会』を騙すつもりも、裏切るつもりもありません」
「信じてあげたいところだけど、組織の長としてはそうも行かないのよ。どうしてもあなたを疑わなきゃならないわ」
…うーん。やっぱりそうなるよなぁ。
一筋縄では行かない。俺のときもそうだったけど。
「…どうすれば信用してもらえますか?」
「そうね…。どうしようかしら…。うーん」
アシュトーリアさんは腕を組んで考え込んでしまった。
何をしてもらったとしても、信用は出来ないよなぁ。
ルリシヤほどの手腕があれば、俺達を騙す為にどんな方法を取ってきても不思議じゃない。
「…そうね、ルレイア。あなたはどう思う?」
「ん?ここで俺に聞きますか」
ご指名が入った。
「えぇ。昔同じ立場だったあなたは、どう思う?」
「うーん、そうですねぇ…」
他人事とは思えなくて、ルリシヤがちょっと可哀想、ってのが本音だが。
さて、何て答えたものだろう。


