すると、俺より先にルルシーが痺れを切らした。
「…黙っていられる立場だと思ってるのか?」
ルルシーの凍てつくような眼光と言ったら、俺もぞくぞくしてしまうほどだった。
ルルシー、最近イライラ気味なのだ。
俺が傷つけられたから、怒ってるらしい。
「まぁまぁルルシー、そんなに怒らないでくださいよ。お肌に悪いですよ」
「ふざけてる場合じゃないだろ、ルレイア」
まぁね。立場が逆だったとしたら、今頃ルニキスは、20回は殺されてるよ。俺に。
それどころか『セント・ニュクス』も、跡形もなく死神モードの俺に殲滅されていたはずだ。
「マフィアに向かって信用しろ、なんて胡散臭いですけどね…。とりあえず、信用してくださいよ。事情によっては、悪いようにはしませんから」
「…」
「俺は素直にあなたを評価してるんですよ。あれほどの実力を持った人間は、今までにほとんど見たことがない。それとも『セント・ニュクス』には、あなたほどの実力者がごろごろいるんですか?」
だとしたら、恐ろしいことこの上ないな。
早々に潰すか、潰せないなら仲良くするべきだ。襲われないようにな。
ルニキスが全然喋ってくれないから…ちょっと鎌をかけてみるかな。
「少なくとも、あなたが率いているというだけで…『セント・ニュクス』は充分に脅威ですよ。俺達としても、対立しないよう仲間にしておきたいところですね。どうです?ルニキス・エリステラさん。『セント・ニュクス』は、『青薔薇連合会』と組みませんか?」
「おいルレイア、勝手に」
そんなこと独断で決めるな、とルルシーは俺を止めようとしたが。
俺は視線だけで、ルルシーを制した。
ここはちょっと、俺に譲って欲しい。
交渉事はあまり得意ではない。どちらかと言うと俺は、殴ってぶっ殺して解決する方が性に合ってるのだ。理知的で平和主義な大人だからな。
でも、今回はこのルニキスを殺したくないし。
だったら、なんとか交渉によって引き出さなくては。
そして。
「…俺は、『セント・ニュクス』のリーダーじゃない」
無事に、その一言をルニキスから引っ張り出すことに成功した。
「…黙っていられる立場だと思ってるのか?」
ルルシーの凍てつくような眼光と言ったら、俺もぞくぞくしてしまうほどだった。
ルルシー、最近イライラ気味なのだ。
俺が傷つけられたから、怒ってるらしい。
「まぁまぁルルシー、そんなに怒らないでくださいよ。お肌に悪いですよ」
「ふざけてる場合じゃないだろ、ルレイア」
まぁね。立場が逆だったとしたら、今頃ルニキスは、20回は殺されてるよ。俺に。
それどころか『セント・ニュクス』も、跡形もなく死神モードの俺に殲滅されていたはずだ。
「マフィアに向かって信用しろ、なんて胡散臭いですけどね…。とりあえず、信用してくださいよ。事情によっては、悪いようにはしませんから」
「…」
「俺は素直にあなたを評価してるんですよ。あれほどの実力を持った人間は、今までにほとんど見たことがない。それとも『セント・ニュクス』には、あなたほどの実力者がごろごろいるんですか?」
だとしたら、恐ろしいことこの上ないな。
早々に潰すか、潰せないなら仲良くするべきだ。襲われないようにな。
ルニキスが全然喋ってくれないから…ちょっと鎌をかけてみるかな。
「少なくとも、あなたが率いているというだけで…『セント・ニュクス』は充分に脅威ですよ。俺達としても、対立しないよう仲間にしておきたいところですね。どうです?ルニキス・エリステラさん。『セント・ニュクス』は、『青薔薇連合会』と組みませんか?」
「おいルレイア、勝手に」
そんなこと独断で決めるな、とルルシーは俺を止めようとしたが。
俺は視線だけで、ルルシーを制した。
ここはちょっと、俺に譲って欲しい。
交渉事はあまり得意ではない。どちらかと言うと俺は、殴ってぶっ殺して解決する方が性に合ってるのだ。理知的で平和主義な大人だからな。
でも、今回はこのルニキスを殺したくないし。
だったら、なんとか交渉によって引き出さなくては。
そして。
「…俺は、『セント・ニュクス』のリーダーじゃない」
無事に、その一言をルニキスから引っ張り出すことに成功した。


