さて、場所を移動して。
「改めて、お久し振りですね。ルニキス・エリステラ…でしたっけ?」
「…」
「聞いたところによると、あなた…『セント・ニュクス』ってマフィアのリーダーさんだそうじゃないですか」
ルルシーがめちゃくちゃ警戒しているのは、そういう理由もあるのだろうが。
俺は今、全く警戒なんてしていなかった。
何度も言うが、ルニキスにはもう、俺を傷つける理由はない。
「入院中、アイズに調べてもらった『セント・ニュクス』の資料を、俺も読みましたけど…」
改めて、『セント・ニュクス』について調べてもらったところによると。
彼らは俺達と同じ、ルティス帝国の非合法組織の一つ。
ただしその規模は、『青薔薇連合会』とは比べ物にならないくらい小さなものだ。
それでもルティス帝国の非合法組織の中では、中堅と言って良いほどの勢力はある。
ルティス帝国には俺達の他にも非合法組織は数々あるが、その半数以上が『青薔薇連合会』の下部組織だ。
つまり、俺達の子分ってこと。
でも『セント・ニュクス』は、『青薔薇連合会』の下部組織ではない。
『連合会』とは関係のない組織だ。平たく言うと…俺達の敵、に当たる。
また、『セント・ニュクス』の歴史はとても浅い。組織が出来てから、まだほんの数年ほどしかたっていない。
俺達がいまいち『セント・ニュクス』のことを知らなかったのは、そのせいでもある。
まだまだ新しい、出来たばかりの組織なのだ。
しかし、出来たばかりだというのにそこそこの勢力を持っていることは、素直に称賛に値する。
恐らく、リーダーであるこのルニキスの才覚によるものだろう。
このまま行けば、俺達『青薔薇連合会』の脅威になり得る…かもしれない。
ルニキスに、そのつもりがあれば、の話だが。
「俺が知りたいのは、あなたが何故、俺を襲ってきたか…です」
もう、大体のことは予測がついているけど。
本人の口から、ちゃんと確証が欲しい。
「『セント・ニュクス』のリーダーであるあなたが、『青薔薇連合会』の幹部である俺を闇討ちしようとした…。普通に聞けば、これはれっきとした宣戦布告です。俺達は報復として、あなたとあなたの組織を潰すことが出来る」
「…」
「でもまだそうなっていないのは、あなたがそのつもりじゃないことを知っているからです。あなたは…何をするつもりなんですか?何で、俺を闇討ちして、そしてのこのこ出頭してきたんです?」
「…」
ルニキスは黙って、俺の顔をじっと見つめていた。
ふーむ。まだ押しが弱いかな?
「改めて、お久し振りですね。ルニキス・エリステラ…でしたっけ?」
「…」
「聞いたところによると、あなた…『セント・ニュクス』ってマフィアのリーダーさんだそうじゃないですか」
ルルシーがめちゃくちゃ警戒しているのは、そういう理由もあるのだろうが。
俺は今、全く警戒なんてしていなかった。
何度も言うが、ルニキスにはもう、俺を傷つける理由はない。
「入院中、アイズに調べてもらった『セント・ニュクス』の資料を、俺も読みましたけど…」
改めて、『セント・ニュクス』について調べてもらったところによると。
彼らは俺達と同じ、ルティス帝国の非合法組織の一つ。
ただしその規模は、『青薔薇連合会』とは比べ物にならないくらい小さなものだ。
それでもルティス帝国の非合法組織の中では、中堅と言って良いほどの勢力はある。
ルティス帝国には俺達の他にも非合法組織は数々あるが、その半数以上が『青薔薇連合会』の下部組織だ。
つまり、俺達の子分ってこと。
でも『セント・ニュクス』は、『青薔薇連合会』の下部組織ではない。
『連合会』とは関係のない組織だ。平たく言うと…俺達の敵、に当たる。
また、『セント・ニュクス』の歴史はとても浅い。組織が出来てから、まだほんの数年ほどしかたっていない。
俺達がいまいち『セント・ニュクス』のことを知らなかったのは、そのせいでもある。
まだまだ新しい、出来たばかりの組織なのだ。
しかし、出来たばかりだというのにそこそこの勢力を持っていることは、素直に称賛に値する。
恐らく、リーダーであるこのルニキスの才覚によるものだろう。
このまま行けば、俺達『青薔薇連合会』の脅威になり得る…かもしれない。
ルニキスに、そのつもりがあれば、の話だが。
「俺が知りたいのは、あなたが何故、俺を襲ってきたか…です」
もう、大体のことは予測がついているけど。
本人の口から、ちゃんと確証が欲しい。
「『セント・ニュクス』のリーダーであるあなたが、『青薔薇連合会』の幹部である俺を闇討ちしようとした…。普通に聞けば、これはれっきとした宣戦布告です。俺達は報復として、あなたとあなたの組織を潰すことが出来る」
「…」
「でもまだそうなっていないのは、あなたがそのつもりじゃないことを知っているからです。あなたは…何をするつもりなんですか?何で、俺を闇討ちして、そしてのこのこ出頭してきたんです?」
「…」
ルニキスは黙って、俺の顔をじっと見つめていた。
ふーむ。まだ押しが弱いかな?


