…俺は、そんなことだろうと思っていたから狼狽えなかった。
そういう奴だよ。こいつは。
「出来れば直接行って渡したいが、入れてくれないだろうから…。せめて何か送ろう。何が良いだろうか」
「…」
ルーシッドが、「え、冗談ですよね…?」みたいな顔で、俺を見つめた。
更にリーヴァが、「何か言ってやってくれないか…」と、俺を見つめた。
二人して俺に頼るな。
だが仕方がない。この場で、俺以上にオルタンスにはっきり意見出来る者はいない。
…結局こうなるのかよ。
「…オルタンス。お前まさか…ルレイアに花束でも送りたいって言うんじゃないだろうな?」
「ルレイアは何の花が好きなんだろう…。青い薔薇が良いのか?」
「青い薔薇なんてそうそうねぇよ」
本当に送るつもりかよ。馬鹿なんじゃねぇの。いつも思うけど。
そういやホワイトデーも何か送ってたしな。やっぱり馬鹿だったわ。
「そうか…。じゃあ、赤にしよう」
「気持ち悪っ…。何で赤なんだよ」
「赤じゃ駄目なのか?」
駄目に決まってるだろうが。
「そ、その…。オルタンス殿、本気でルレイア・ティシェリーに見舞いの品を送るつもりで…?」
ルーシッドが、震え声で尋ねた。そう、お前が聞けよ。俺じゃなくてさ。
「…?何かおかしいか?」
「…」
男がきょとん、と首を傾げるな。気持ち悪い。
あぁ…。もう頭が痛い。
「…ふん。鉢植えの彼岸花でも送ってやれば良い。下らん」
アストラエアは冷たくそう吐き捨てた。
馬鹿馬鹿しい、と思っているのだろうな。俺も思う。
しかし、オルタンスはアホなので、
「鉢植えの花は入院患者に送ってはいけないんだぞ。失礼だからな…。よし、じゃあピンクの薔薇の花束を送ろう」
皮肉言われてんだよ。気付け。
ってか、何でピンク?
青も駄目、赤も駄目ならピンクって?
「…」
オルタンスを止めてくれ、みたいな目で俺を見る、帝国騎士団隊長連。
知るか。自分で止めやがれ。
とりあえず、放っておくことにする。
そういう奴だよ。こいつは。
「出来れば直接行って渡したいが、入れてくれないだろうから…。せめて何か送ろう。何が良いだろうか」
「…」
ルーシッドが、「え、冗談ですよね…?」みたいな顔で、俺を見つめた。
更にリーヴァが、「何か言ってやってくれないか…」と、俺を見つめた。
二人して俺に頼るな。
だが仕方がない。この場で、俺以上にオルタンスにはっきり意見出来る者はいない。
…結局こうなるのかよ。
「…オルタンス。お前まさか…ルレイアに花束でも送りたいって言うんじゃないだろうな?」
「ルレイアは何の花が好きなんだろう…。青い薔薇が良いのか?」
「青い薔薇なんてそうそうねぇよ」
本当に送るつもりかよ。馬鹿なんじゃねぇの。いつも思うけど。
そういやホワイトデーも何か送ってたしな。やっぱり馬鹿だったわ。
「そうか…。じゃあ、赤にしよう」
「気持ち悪っ…。何で赤なんだよ」
「赤じゃ駄目なのか?」
駄目に決まってるだろうが。
「そ、その…。オルタンス殿、本気でルレイア・ティシェリーに見舞いの品を送るつもりで…?」
ルーシッドが、震え声で尋ねた。そう、お前が聞けよ。俺じゃなくてさ。
「…?何かおかしいか?」
「…」
男がきょとん、と首を傾げるな。気持ち悪い。
あぁ…。もう頭が痛い。
「…ふん。鉢植えの彼岸花でも送ってやれば良い。下らん」
アストラエアは冷たくそう吐き捨てた。
馬鹿馬鹿しい、と思っているのだろうな。俺も思う。
しかし、オルタンスはアホなので、
「鉢植えの花は入院患者に送ってはいけないんだぞ。失礼だからな…。よし、じゃあピンクの薔薇の花束を送ろう」
皮肉言われてんだよ。気付け。
ってか、何でピンク?
青も駄目、赤も駄目ならピンクって?
「…」
オルタンスを止めてくれ、みたいな目で俺を見る、帝国騎士団隊長連。
知るか。自分で止めやがれ。
とりあえず、放っておくことにする。


