あのルレイアが、自分を襲ってきた人間に対して、容赦や情けをしてやるとは思えない。
仇討ちに来た女の子を洗脳して、自分の下僕に仕立てあげた男だぞ?
そのルレイアが何故、ルニキスを殺すなと言ったのか。
俺は、ずっとその答えが気になっていた。
「お前の…知り合いなのか?それともルニキスに…何か特別な事情が?」
「…」
ルレイアはしばし無言で、俺の顔をじーっと見つめた。
…何だ、その反応は。
もしかして、あまり言いたくないことなのか?
なら、無理には言わせたくないが…。
「もしかして…お前が、ルシファーだったときに…何か…」
「…好みだったんですよ」
「…は?」
ルレイアは、何故かちょっと照れながら言った。
「顔が…好みだったんですよ」
「…」
「だから殺したくないなぁって。…てへっ」
「…」
俺は無言で手を振り上げ、ルレイアの頭をべしっ、とはたいた。
「いたぁ!ルルシー!俺怪我人!怪我人なんですよ!」
あぁ、ごめん。お前が怪我人だってこと忘れてたわ。
帰って、アリューシャに謝っておこう。
まさか本当にそんな理由だったとは。
「ふざけるなルレイア。好みだから殺すなって、何だそれは」
「だぁって…。殺すには惜しいな~と思って。幸い俺に殺意がある訳じゃないみたいですし…。あ、大丈夫ですよ。一番は変わらずルルシーですから」
そんな心配はしてない。
「それにほら…真面目な話、彼には何か事情があるみたいですし」
「…あの夜、何か話したのか?」
「なぁんにも。でも顔見たら分かりますよ」
…だから、殺すな、と言った訳か。
全く…安心して良いんだか、悪いんだか…。
とにかくルレイアが目を覚ましたことに関しては安心した。
「…だから殺さないでくださいね。俺は是非、あのイケメンとお話がしたい」
「…どうやら、向こうもそのつもりで出頭してきたそうだ」
「あ、やっぱり」
やっぱりじゃねぇよ。
「…それじゃルレイア、あいつの正体はまだ、聞いてないんだな?」
「聞いてないですね。何者なんですか?」
「…アイズが調べてくれたところによると…『セント・ニュクス』っていうマフィアのリーダーだそうだ」
「…ふーん…」
ルレイアは『セント・ニュクス』を知っているのだろうか?
「聞いたことがあるか?」
「ある気はしますけど、そんなに大きな組織じゃないですよね」
そうだな。
『青薔薇連合会』とは、比べ物にならないレベルだ。
「名前は…ルニキス。ルニキス・エリステラだって」
「ルニキス…?本名なんですかねぇ。いかにも俺達の仲間になりそうな名前してますが」
あ?
お前、自分好みの顔の人間には優しいよな。
「今すぐにでもお喋りしたいですねぇ」
「…今すぐは駄目だぞ。もう少し傷が良くなったらだ」
「え~?ルルシー、俺に内緒でルニキスのことぺろっと食べたりしません?」
「しないよ。お前じゃないんだから」
「良かったぁ。彼は俺が先約済みなんですよ。もうキスもしましたし」
「あっそ」
………………え?
お前、何やってんの?
「仕方ない。じゃあ俺は早いとこ回復するように…寝ますね。お休みなさい」
「え?あ、うん…。お休み…」
…ルレイアが、目を覚ましたのは良いものの。
なんだかとても怪しいことになっている気がするのは…俺の気のせいなのか…?
仇討ちに来た女の子を洗脳して、自分の下僕に仕立てあげた男だぞ?
そのルレイアが何故、ルニキスを殺すなと言ったのか。
俺は、ずっとその答えが気になっていた。
「お前の…知り合いなのか?それともルニキスに…何か特別な事情が?」
「…」
ルレイアはしばし無言で、俺の顔をじーっと見つめた。
…何だ、その反応は。
もしかして、あまり言いたくないことなのか?
なら、無理には言わせたくないが…。
「もしかして…お前が、ルシファーだったときに…何か…」
「…好みだったんですよ」
「…は?」
ルレイアは、何故かちょっと照れながら言った。
「顔が…好みだったんですよ」
「…」
「だから殺したくないなぁって。…てへっ」
「…」
俺は無言で手を振り上げ、ルレイアの頭をべしっ、とはたいた。
「いたぁ!ルルシー!俺怪我人!怪我人なんですよ!」
あぁ、ごめん。お前が怪我人だってこと忘れてたわ。
帰って、アリューシャに謝っておこう。
まさか本当にそんな理由だったとは。
「ふざけるなルレイア。好みだから殺すなって、何だそれは」
「だぁって…。殺すには惜しいな~と思って。幸い俺に殺意がある訳じゃないみたいですし…。あ、大丈夫ですよ。一番は変わらずルルシーですから」
そんな心配はしてない。
「それにほら…真面目な話、彼には何か事情があるみたいですし」
「…あの夜、何か話したのか?」
「なぁんにも。でも顔見たら分かりますよ」
…だから、殺すな、と言った訳か。
全く…安心して良いんだか、悪いんだか…。
とにかくルレイアが目を覚ましたことに関しては安心した。
「…だから殺さないでくださいね。俺は是非、あのイケメンとお話がしたい」
「…どうやら、向こうもそのつもりで出頭してきたそうだ」
「あ、やっぱり」
やっぱりじゃねぇよ。
「…それじゃルレイア、あいつの正体はまだ、聞いてないんだな?」
「聞いてないですね。何者なんですか?」
「…アイズが調べてくれたところによると…『セント・ニュクス』っていうマフィアのリーダーだそうだ」
「…ふーん…」
ルレイアは『セント・ニュクス』を知っているのだろうか?
「聞いたことがあるか?」
「ある気はしますけど、そんなに大きな組織じゃないですよね」
そうだな。
『青薔薇連合会』とは、比べ物にならないレベルだ。
「名前は…ルニキス。ルニキス・エリステラだって」
「ルニキス…?本名なんですかねぇ。いかにも俺達の仲間になりそうな名前してますが」
あ?
お前、自分好みの顔の人間には優しいよな。
「今すぐにでもお喋りしたいですねぇ」
「…今すぐは駄目だぞ。もう少し傷が良くなったらだ」
「え~?ルルシー、俺に内緒でルニキスのことぺろっと食べたりしません?」
「しないよ。お前じゃないんだから」
「良かったぁ。彼は俺が先約済みなんですよ。もうキスもしましたし」
「あっそ」
………………え?
お前、何やってんの?
「仕方ない。じゃあ俺は早いとこ回復するように…寝ますね。お休みなさい」
「え?あ、うん…。お休み…」
…ルレイアが、目を覚ましたのは良いものの。
なんだかとても怪しいことになっている気がするのは…俺の気のせいなのか…?


