The previous night of the world revolution3〜L.D.〜

「仲間は来てないのか?」

「来てない。俺一人だ」

「何故お前一人なんだ」

「…」

ルニキスは質問に答えなかった。

…本当に来てないんだろうか。それとも答えられない理由が、何かあるのか。

「…なら質問を変える。ルレイアを襲ったのは何故だ」

「…その辺りのことを、ルレイア・ティシェリーに話そうと思っていたんだが。来ていないのか…。とんだ計算違いだ」

…何だと?

「話したくないなら話さなくて良い。武器を捨てろ。お前を拘束する」

「武器は持っていない。俺は話をしに来たんだ…戦いに来た訳じゃない」

…だったら、抵抗はしないと考えて良いのか。

ルニキスの仲間が襲撃してくる様子もないし…。

『…ルニキスを拘束して。最大限警戒してね』

「…」

イヤーマイクからアイズの声が聞こえた。

『足の一本でも撃っとく?』

『いや、撃たなくても良い。怪しい動きをしたら撃って』

『あいよ』

アリューシャは待機。俺は手錠を手に、ルニキスに近づいた。

手首に手錠をかけられても、ルニキスは動かなかった。全く抵抗する様子はない。

「…一緒に来てもらうぞ。ルニキス・エリステラ」

「あぁ。俺もそのつもりだ」

「…」

…この男、何を考えているのか全く分からない。

それがまたルレイアを彷彿とさせて、俺を苛立たせた。