日付が変わる頃に、『青薔薇連合会』の本部に来る、とルニキスは言っていた。
しかし俺は、その言葉をまともに信じてはいなかった。
ルレイアを闇討ちしたような人間だ。どんな汚い手段で攻め入ってくるか分かったものではない。
そう思っていた。
…だが。
『あ、本当に誰か来た』
『青薔薇連合会』本部の正面入り口を狙えるように待機していたアリューシャが、間の抜けた声で報告した。
…誰か来た、だと?
「アリューシャ…背格好はどんな感じ?武器は持ってる?」
アイズが尋ねると、アリューシャは、
『うーん…。豆粒サイズ』
「アリューシャ、スコープ越しのサイズじゃなくて、実際のサイズを憶測してくれる?」
『んー…。3メートル?』
巨人かよ。
こんなお粗末さで、よくスナイパーが務まるな。お前は。
しかし、長年アリューシャの保護者を務めるアイズ、このくらいでは動じない。
「分かった。じゃあ武器は持ってる?仲間は?」
『武器は持ってそうだけど…あ、やっぱり持ってなさそう。いや待って。でも実は持ってそうな感じ』
頼りにならないことこの上ない。
武器は持ってると思っていた方が良いな。
「仲間は?」
『アリューシャスコープの範囲内には見当たらないね。一人だよ』
信じて良いんだな?そのアリューシャスコープ。
それにしても…一人でのこのこやって来るとは。
自殺願望でもあるのか?本当に。
「…よし。俺が先攻するから…。援護を頼む」
俺は拳銃を手にそう言った。
悪いが、これだけは誰にも譲るつもりはなかった。
アイズもそれを分かっているらしく、止めはしなかった。
代わりに。
「気を付けてよ、ルルシー。それからアリューシャ…敵がルルシーを攻撃したら、迷わず撃って。良いね?」
『何処撃つの?足?土手っ腹?心の臓?殺して良いの?』
「殺さないで。ルレイアの言葉の真意が分からない以上は、出来るだけ無力化を狙う。でももし、不測の事態が起きて…殺さなきゃルルシーが危ないと思ったら殺して。躊躇わないで」
『りょ。ルル公~、健闘を祈るぜ』
「お前もな、アリューシャ」
こんな奴ではあるが、スナイパーとしての腕は確かだ。
それに、アイズの指示もある。信用して良いだろう。
しかし俺は、その言葉をまともに信じてはいなかった。
ルレイアを闇討ちしたような人間だ。どんな汚い手段で攻め入ってくるか分かったものではない。
そう思っていた。
…だが。
『あ、本当に誰か来た』
『青薔薇連合会』本部の正面入り口を狙えるように待機していたアリューシャが、間の抜けた声で報告した。
…誰か来た、だと?
「アリューシャ…背格好はどんな感じ?武器は持ってる?」
アイズが尋ねると、アリューシャは、
『うーん…。豆粒サイズ』
「アリューシャ、スコープ越しのサイズじゃなくて、実際のサイズを憶測してくれる?」
『んー…。3メートル?』
巨人かよ。
こんなお粗末さで、よくスナイパーが務まるな。お前は。
しかし、長年アリューシャの保護者を務めるアイズ、このくらいでは動じない。
「分かった。じゃあ武器は持ってる?仲間は?」
『武器は持ってそうだけど…あ、やっぱり持ってなさそう。いや待って。でも実は持ってそうな感じ』
頼りにならないことこの上ない。
武器は持ってると思っていた方が良いな。
「仲間は?」
『アリューシャスコープの範囲内には見当たらないね。一人だよ』
信じて良いんだな?そのアリューシャスコープ。
それにしても…一人でのこのこやって来るとは。
自殺願望でもあるのか?本当に。
「…よし。俺が先攻するから…。援護を頼む」
俺は拳銃を手にそう言った。
悪いが、これだけは誰にも譲るつもりはなかった。
アイズもそれを分かっているらしく、止めはしなかった。
代わりに。
「気を付けてよ、ルルシー。それからアリューシャ…敵がルルシーを攻撃したら、迷わず撃って。良いね?」
『何処撃つの?足?土手っ腹?心の臓?殺して良いの?』
「殺さないで。ルレイアの言葉の真意が分からない以上は、出来るだけ無力化を狙う。でももし、不測の事態が起きて…殺さなきゃルルシーが危ないと思ったら殺して。躊躇わないで」
『りょ。ルル公~、健闘を祈るぜ』
「お前もな、アリューシャ」
こんな奴ではあるが、スナイパーとしての腕は確かだ。
それに、アイズの指示もある。信用して良いだろう。


