フューニャと一緒に、彼女の作ってくれた夕食を食べた後。
二人でソファに座って、まったりと憩いの時間を過ごしていた。
フューニャは自分の左の薬指に嵌めた指輪を、指先でなぞっていた。
買ってもらったばかりの玩具を弄らずにはいられない、小さな子供みたいだ。
そんなに気に入ったのか…。
可愛いフューニャの姿を眺めながら、俺はふと、昼間のルルシーさんのことを思い出した。
「そうだ、フューニャ…。実は相談があるんだけどな」
「…何ですか?」
「実は、職場の同僚にプレゼントをあげようと思うんだが…。どんなものが良いと思う?」
あんまりフューニャが可愛いから、俺は油断していた。
何の気なしに、尋ねてしまったのである。
一瞬にして、フューニャの目がギラッ、と光った。
「…職場の同僚にプレゼント?愛人作りの相談を妻にするなんて、随分と勇気がありますね」
「は、ちょ、フューニャ」
「知ってますかルヴィアさん…。不倫って、離婚理由になるんですよ…」
そ、そんな怖い顔をして、なんて恐ろしいことを。
「ち、違うんだフューニャ。これは不倫じゃなくて」
「良いプレゼントを紹介しますよ、ルヴィアさん…」
「な…何?」
嫌か予感しか…しないのだが?
「箱庭帝国に古来から伝わる、赤い藁で出来た首折れ人形です」
絶対アカン奴、それ。
呪いか何かに使う奴じゃないの?
そんなものルルシーさんにあげたら、謎の奇病で死んでしまう。
「私、作って差し上げましょうか…?材料を集めるのが少々大変なので、時間がかかりますが…」
「ざ、材料って…」
藁…で出来てるんだろ?藁があれば良いんじゃないの?
「大した材料じゃありませんよ…。人間の生き血、爪、髪が数本…。それから藁の中に詰める綿と釘が何本かあれば…」
やっぱり呪いの人形じゃないか。
ルルシーさんが。俺の上司が呪われてしまう。
止めなくては。何度も言うが、フューニャの前職は占い師。この子なら、やりかねん。
二人でソファに座って、まったりと憩いの時間を過ごしていた。
フューニャは自分の左の薬指に嵌めた指輪を、指先でなぞっていた。
買ってもらったばかりの玩具を弄らずにはいられない、小さな子供みたいだ。
そんなに気に入ったのか…。
可愛いフューニャの姿を眺めながら、俺はふと、昼間のルルシーさんのことを思い出した。
「そうだ、フューニャ…。実は相談があるんだけどな」
「…何ですか?」
「実は、職場の同僚にプレゼントをあげようと思うんだが…。どんなものが良いと思う?」
あんまりフューニャが可愛いから、俺は油断していた。
何の気なしに、尋ねてしまったのである。
一瞬にして、フューニャの目がギラッ、と光った。
「…職場の同僚にプレゼント?愛人作りの相談を妻にするなんて、随分と勇気がありますね」
「は、ちょ、フューニャ」
「知ってますかルヴィアさん…。不倫って、離婚理由になるんですよ…」
そ、そんな怖い顔をして、なんて恐ろしいことを。
「ち、違うんだフューニャ。これは不倫じゃなくて」
「良いプレゼントを紹介しますよ、ルヴィアさん…」
「な…何?」
嫌か予感しか…しないのだが?
「箱庭帝国に古来から伝わる、赤い藁で出来た首折れ人形です」
絶対アカン奴、それ。
呪いか何かに使う奴じゃないの?
そんなものルルシーさんにあげたら、謎の奇病で死んでしまう。
「私、作って差し上げましょうか…?材料を集めるのが少々大変なので、時間がかかりますが…」
「ざ、材料って…」
藁…で出来てるんだろ?藁があれば良いんじゃないの?
「大した材料じゃありませんよ…。人間の生き血、爪、髪が数本…。それから藁の中に詰める綿と釘が何本かあれば…」
やっぱり呪いの人形じゃないか。
ルルシーさんが。俺の上司が呪われてしまう。
止めなくては。何度も言うが、フューニャの前職は占い師。この子なら、やりかねん。


