The previous night of the world revolution3〜L.D.〜

「ルレイア殿…。お仕事、というのは…?」

「今夜、デートの約束してるんですよ。まぁそいつはキープの一人なんで、本命じゃないんですけどね。まだ利用価値があるので、適度に飴を与えておかないと」

「…」

…なんて恐ろしい仕事だ。

キープって…一体何人いるんだろう。

「そんな訳なので今日はお開きです。皆さん、よく頑張りましたね。でも、明日…そうですね、ルルシーとルアリスさんだけ、特別授業を行うので来てください」

「!?」

と…特別授業?

「ルルシーとルアリスさんだけは落第なので。補習が必要です」

な…なんてことだ。俺はそれほどまでに馬鹿だというのか。

またルレイア殿に教われる機会があるのは嬉しいが…。

「…ちょっと待てルレイア。何で俺まで落第なんだ…。俺は試験、二位だったんだぞ」

何故自分まで補習授業の対象になっているのかと、ルルシー殿が抗議した。

確かに…彼は補習しなくても、既に充分頭良いよな。

しかし、ルレイア殿は聞き入れなかった。

「駄目です。あなた方は赤点なので補習が要ります」

ルルシー殿が赤点だったら、アイズレンシア殿以外全員赤点だと思うのだが。

「マジ?じゃあアリューシャは黒点なの?」

「そうです。アリューシャは進級決定ですよ」

「やったぜ!アリューシャ進級した!いやぁ悪いねルル公。アリューシャ、先に二年生にならせてもらうよ。一年生もう一回頑張ってね」

「お前、殴るぞ」

な、何と言うか…ルレイア殿の赤点の基準がいまいち分からないのだが。

とにかく、明日も来いと言ってもらえたので、明日も行こう。

ルレイア殿に教えてもらえる機会は滅多にない。

それと今夜は…寝る前に、今日学んだことをもう一度復習しよう。

今まで勉強してこなかったぶん、これから頑張らなくては。

仲間達も皆訓練を頑張っているのだから、俺も勉強を精一杯頑張って。

それから、将来の国作りに貢献していきたい。

その為なら、ルレイア殿のスパルタ補講も甘んじて受けてみせる。

それにしても…明日の補習授業って、何の科目をやるんだろうな?

アシスファルト語?数学?それとも化学?

一応予習をして臨みたいので、聞いておこうと思ったが…。

「じゃ、デート行ってきますね~。ルルシー、嫉妬しないでくださいね?誰と繋がっていても、心はあなたの隣にありますから」

「はよ行け」

「うふふ。ルルシーったら照れ屋さん~。それでは~」

「あっ…」

俺が引き留める間もなく…ルレイア殿は、さっさと出ていってしまった。

…仕方がない。

何の科目が来ても良いように、満遍なく予習しておくか…。