もう、既に目眩がする。
というのに。
「じゃ、次はルアリスさんと…その執事さんですね」
「…」
ルアリスの、この顔よ。
とうとう自分の番が来てしまったか…と思ってるんだろうな。
すると。
「私はこれが良いです」
ルアリスの執事、確か名前はユーレイリーだったか。
その人は、ルアリスに何かを勧められる前に、自分で選んでいた。
この店の真っ黒コレクションの中でも、比較的まともに見える燕尾服であった。
この執事、偉い。
ルレイアのチョイスで致命傷を負うくらいなら、自らの手で軽傷を負った方がましだと。
そういうことなのか。
だがこの方法には欠点がある。
ルレイアがもし、その服を気に入らなかったら。
「こっちの方が似合いますよ」なんて、更にとんでもない服を勧めたら。
その時点で、この計画はおじゃんだ。
ユーレイリーの選んだ燕尾服に、(自称)ファッションリーダーのルレイアは何と言う?
ルレイアの返答を、全員が固唾を飲んで待った。
すると。
「なかなか良いチョイスですね。俺は嫌いじゃないですよ」
ユーレイリーが小さくガッツポーズをするのを、俺は見逃さなかった。
お前…賢い奴だなぁ。
死神のお眼鏡に適ったか。そりゃ良かった。
「こっちの服も良いと思いますけどね~。そっちの方が良いですか?」
「えぇ。私、これが気に入りましたので、こちらにします」
賢いユーレイリーは、ルレイアに他の服を勧める余裕を与えず、さっさと決めてしまっていた。
本当に賢いな。
絶対気に入ってないだろ。
「そうですか~。そんなに気に入ったなら、じゃあそれにしましょう。悪くないですしね」
「ありがとうございます」
非常にしたたかな執事を持つルアリス。
しかし…問題は、ルアリス自身だ。
「さて、じゃあ最後に…ルアリスさんの服を選びましょうか」
「…」
ルアリスにっては、死刑宣告にも等しいのだろうな。
というのに。
「じゃ、次はルアリスさんと…その執事さんですね」
「…」
ルアリスの、この顔よ。
とうとう自分の番が来てしまったか…と思ってるんだろうな。
すると。
「私はこれが良いです」
ルアリスの執事、確か名前はユーレイリーだったか。
その人は、ルアリスに何かを勧められる前に、自分で選んでいた。
この店の真っ黒コレクションの中でも、比較的まともに見える燕尾服であった。
この執事、偉い。
ルレイアのチョイスで致命傷を負うくらいなら、自らの手で軽傷を負った方がましだと。
そういうことなのか。
だがこの方法には欠点がある。
ルレイアがもし、その服を気に入らなかったら。
「こっちの方が似合いますよ」なんて、更にとんでもない服を勧めたら。
その時点で、この計画はおじゃんだ。
ユーレイリーの選んだ燕尾服に、(自称)ファッションリーダーのルレイアは何と言う?
ルレイアの返答を、全員が固唾を飲んで待った。
すると。
「なかなか良いチョイスですね。俺は嫌いじゃないですよ」
ユーレイリーが小さくガッツポーズをするのを、俺は見逃さなかった。
お前…賢い奴だなぁ。
死神のお眼鏡に適ったか。そりゃ良かった。
「こっちの服も良いと思いますけどね~。そっちの方が良いですか?」
「えぇ。私、これが気に入りましたので、こちらにします」
賢いユーレイリーは、ルレイアに他の服を勧める余裕を与えず、さっさと決めてしまっていた。
本当に賢いな。
絶対気に入ってないだろ。
「そうですか~。そんなに気に入ったなら、じゃあそれにしましょう。悪くないですしね」
「ありがとうございます」
非常にしたたかな執事を持つルアリス。
しかし…問題は、ルアリス自身だ。
「さて、じゃあ最後に…ルアリスさんの服を選びましょうか」
「…」
ルアリスにっては、死刑宣告にも等しいのだろうな。


