すると。
「フューニャ…!」
私に駆け寄ったルヴィアさんは、もういつものルヴィアさんに戻っていた。
「わ、私…」
拳銃を握り締めたまま震える私に、ルヴィアさんは出来るだけ優しく、そっと話しかけた。
「大丈夫だ、フューニャ。俺が守ってやるから…。だから安心して、それを離すんだ。危ないからな」
私を怯えさせないようにだろう、ルヴィアさんは優しく微笑んで、私の手からそっと拳銃を抜き取った。
「こんなものを、お前に持たせてしまった…。本当に済まなかった」
…何で?
何で、ルヴィアさんが謝る?
彼は、何も悪くなんてないのに。
悪いのは…悪いのは、彼をずっと騙していた、私の方だ。
「私…私は…」
「もう大丈夫だ。怖い思いをさせて悪かった」
ルヴィアさんは、優しく私の髪を撫でてくれた。
途端に、私は命の危機が去ったことを実感した。
ルヴィアさんが、助けに来てくれた。
もう大丈夫だ。
安心すると、涙が出そうになった。
しかし、泣く前に、思い出したように腕の傷が痛んだ。
「っ…」
「フューニャ…!傷は!?大丈夫か?」
「だ…大丈夫です」
「良いから、見せてみろ」
ルヴィアさんはそっと私の腕を取り、傷口を確かめた。
幸い、それほど…深い傷でもないが。
それなのに、ルヴィアさんは私の傷を見て、怒りに身体を震わせていた。
「…くそっ、こいつ、絶対に許さない…」
「そんな…大袈裟な」
「大袈裟なもんか。俺が…もっと警戒していれば」
…ルヴィアさんは、激しく自分を責めているようだった。
私が…私が不注意だっただけなのに。
それなのに…どうして彼が自分を責めているのか。
「すぐにうちの系列の病院に連れてってやるから…大丈夫だからな、フューニャ」
ルヴィアさんはてきぱきと応急手当をしながら、私を安心させるようにそう言った。
「はい…」
こんなときだというのに…それでも、私は彼が助けに来てくれたことが嬉しかった。
自分は安全なんだ、と思うことが出来た。
この期に及んで、また自分が助かることだけを考えている自分に気づいて、私は背筋が冷たくなった。
「フューニャ…!」
私に駆け寄ったルヴィアさんは、もういつものルヴィアさんに戻っていた。
「わ、私…」
拳銃を握り締めたまま震える私に、ルヴィアさんは出来るだけ優しく、そっと話しかけた。
「大丈夫だ、フューニャ。俺が守ってやるから…。だから安心して、それを離すんだ。危ないからな」
私を怯えさせないようにだろう、ルヴィアさんは優しく微笑んで、私の手からそっと拳銃を抜き取った。
「こんなものを、お前に持たせてしまった…。本当に済まなかった」
…何で?
何で、ルヴィアさんが謝る?
彼は、何も悪くなんてないのに。
悪いのは…悪いのは、彼をずっと騙していた、私の方だ。
「私…私は…」
「もう大丈夫だ。怖い思いをさせて悪かった」
ルヴィアさんは、優しく私の髪を撫でてくれた。
途端に、私は命の危機が去ったことを実感した。
ルヴィアさんが、助けに来てくれた。
もう大丈夫だ。
安心すると、涙が出そうになった。
しかし、泣く前に、思い出したように腕の傷が痛んだ。
「っ…」
「フューニャ…!傷は!?大丈夫か?」
「だ…大丈夫です」
「良いから、見せてみろ」
ルヴィアさんはそっと私の腕を取り、傷口を確かめた。
幸い、それほど…深い傷でもないが。
それなのに、ルヴィアさんは私の傷を見て、怒りに身体を震わせていた。
「…くそっ、こいつ、絶対に許さない…」
「そんな…大袈裟な」
「大袈裟なもんか。俺が…もっと警戒していれば」
…ルヴィアさんは、激しく自分を責めているようだった。
私が…私が不注意だっただけなのに。
それなのに…どうして彼が自分を責めているのか。
「すぐにうちの系列の病院に連れてってやるから…大丈夫だからな、フューニャ」
ルヴィアさんはてきぱきと応急手当をしながら、私を安心させるようにそう言った。
「はい…」
こんなときだというのに…それでも、私は彼が助けに来てくれたことが嬉しかった。
自分は安全なんだ、と思うことが出来た。
この期に及んで、また自分が助かることだけを考えている自分に気づいて、私は背筋が冷たくなった。


