「じゃあキスはまだしないけど、これだったらいいよ」 そういって俺は奏汰をキッチンの壁に無理やり押し付けた。 奏汰はびっくりしたのか、目を見開いたが、すぐに真っ赤な顔を隠すように俯いた。 それを見て、俺は、自然にその視線の先に目をやった。 恥ずかしかったんちゃうんかい。