キッチンのドアが空いた音がした。




奏汰だ。



と思った途端、奏汰が後ろから抱きついてきた。




「どうしたんだ?奏汰。今日は飛行機だから早く…」



言いかけた俺の言葉を遮って、俺の唇を塞いできた。