メールを開いてみると、そこには驚愕の文面が記されていた。



「研究者諸君に警告する。
これは所長ではない。Xだ。
所長は人質としてとっている。
今すぐ小惑星の軌道を変える研究をやめろ。
私の正体を知りたいなら、ヒントを1つだけやろう。
研究者のうちの一人だ。
今考えても無駄だ。この所には研究者が数え切れないほど所属している。
もし所長室に乗り込んでみようものなら所長とそいつを撃ち殺す。覚悟しろ。
最後に、これは警察や他の者に知らせてはならない。
諸君の携帯は片端からハッキングしてメッセージが誰かに送られたりした場合も監視できるようになっている。
気をつけることだな。
Xより」