俺はそれからずっと嫌いだった植村奏汰と同じ研究チームにさせられ、


最初こそ世界の終わりかというほど病んだが、


その後意外に気が合うことがわかりまあまあ仲良くなった。



奏汰は俺にこの環境に慣れるために力を尽くしてくれたし、


高め合えるライバルのような存在としてお互い尊敬している。



少なくとも、俺は、だ。向こうもそうだといいが。



まあ、初めて会ったその日は無断で会議を欠席したため後日こっぴどく叱られたけどね。