慌てて胸板を押し返したが、絃は机に手をつき、後頭部を支える。 だんだん深くなるキスに、ここが教室でみんなが見ているとわかっていても、声が漏れてしまう。 さすがにまずいので場所を変えようと目で訴えると、睫毛でうなずいた。 なにかいわれる前に教室を飛び出し、空き教室に飛び込む。 俺は、恥じと初めてを奪われた怒りから絃の頬を思い切りひっ叩いた。 彼は同情の目を向けつつ、またもや俺を壁に押し付ける。 身長差もだいぶあるし、不覚にもドキッとしてしまう。