BL短編集



だから、背中とか顔には常に傷がある。



痛くはない。



もう慣れたから。



母親も離婚を考えているようだ。



俺は従うのが得策ということを学んだ。



ので、素直に部屋を出てリビングに降りていく。



父親は朝っぱらから鬼の形相で俺を睨んだ。