BL短編集


いつもははしゃいでるパリピな冬馬が、今は雄の顔をしている。


少し、怖い。



童貞を奪われる恐怖より、未知の世界へ飛び込んでいくような、そんな怖気。


立ち上がって、冬馬の胸に手を添えて目を閉じる。


身長は同じくらいなので、キスも何らやりにくくない。


恋人でもないこいつとキスをするのか…とは思うがドキドキもする。


なんせ、恋人はいたことがあってもキスもしなかったから。


冬馬は、


「優しいのも乱暴なのもどっちも教えてやる」


と言って、両手で俺の頬を包み込んで軽く口付けた。