BL短編集


お互いの舌でそれを追いかけ回すように舐めて、溶かしていった。



後頭部に支えられた手が妙に温かい。


歯列をなぞられ、全身に甘い刺激が感電したかのように行き渡る。



密着する体。



風邪とは関係のない熱が、体を駆け回り、脳にも刺激する。


あまりにも甘くて苦しくて、侑都のシャツの背中をぎゅっと握った。



俺の顎を支えていた手が背中に回り、背中側からシャツのなかに触れてくる。



「んっ、ひゃあっ?!」


危うく熱におかされてか、果てそうになったが、すんでのところで意識を保った。


手はいつの間にか器用に俺のシャツを脱がせた。