BL短編集


僕らの間に繋がっていた銀の糸も、僕が疲れて倒れると儚く切れた。


僕はアイスが溶けるのも構わず、自分の家から飛び出した。


怒りに任せて走り続けた。


走って、走って、自分がどこにいるかもわからなくなり、倒れ込んだ。


息を整えてから顔をあげると、知らない町の知らない公園だった。


ここだと風邪をひく気がしたが、ベンチに寝転がった。