どうやって病院に行ったのか覚えてない

ただただ必死で
必死で病院へ駆け込む



病院には、すでに沢山の人が・・・





俺たちは遅い方だ・・

雰囲気は最悪なようだ・・・




カオリの母「マサト君!!!マサトくん!!カオリがぁーーー!!!」


カオリのお母さんが、俺にすがりついて泣く。

そのへんにいるひと
すべての人が泣いている



大人がこんなに泣くなんて・・・


俺は足が震えて・・・
一歩踏み出すのがやっと。



やべーー、足も震えてきた。


さっき、身震いしたのは、このことか???




タクシー・・

あれは・・



どうゆうことだよ!!!!!




パニックで頭が飛んでいきそうだよ!!!




見ないほうが良いといわれた。

でも俺が部屋に入るのは、、
カオリに会いたいから



変わり果てた姿。



信じたくない
受け入れたくない



「カオリ、、、カオリ!!!!」



カオリ・・・
俺と選んだ服着てる。


血だらけだけど、俺にはわかるよ・・・

俺が、この柄褒めたんじゃん。




カオリ・・・




みんな泣き崩れてるよ・・


カオリ・・・

みんなを悲しませるようなキャラじゃないじゃん・・・


「カオリ!!!」


カオリを抱きしめた




何度も何度も抱いてきた
これからもずっとずっとカオリを抱けると思ってた


冷たくって、
硬くって、

いつものカオリじゃないことくらい馬鹿なおれでもわかる!




俺・・
人が死ぬってこと、忘れてた。







どーーーーなってんだよ!!!!






俺はその場にいてられなかった。