新学期。





掃除当番が一緒になって、

ほうきを片付けようとしていると、

自分の分と一緒に

ロッカーへしまってくれた。





給食当番の人が

誰も片付けにこなくて、

私が全部やる羽目になって怒った時も、

君は誰よりも親身になってくれたね。





家庭科の授業で

ミシンを運んでいると、

重そうにしているのを見かねてか

代わりに持っていってくれた。





ふとした瞬間に、

私はときめきっぱなしだよ。

檎人くんの

そういう優しいところが、

どうしようもなく好きだ。