切恋memory

急遽、六時間目に入った

雲雀小学校音楽会の練習。

リコーダーと鍵盤ハーモニカの人たちの

振付をするそうで、

特殊楽器の人たちは

見学をすることになった。

私はキーボードなので、もれなく。





目で、一生懸命に覚えようとしている君を、

追いかけていた。

愛おしい、心が和む―――。

そんな感情が、溢れてやまない。

私、こんなにも好きなのに。