気付くと、神室玲がすぐ近くまで来て私の腕をつかみ、こちらを見つめている。 「聞いているのか!? 君が佐倉美織で間違いないだろうな?」 そう言いながら、神室玲は私の顎に手をかけて強引に上を向かせた。 「話しかけているんだから、こっちを見てくれ!」 無理やり顔をあげさせられ、至近距離にある神室玲と目が合ってしまった。 (うわ、きれいな青い瞳……宝石みたい……!) 私は一瞬神室玲の瞳に見とれてしまってから、慌てて目を閉じた。