王子様が、呪われた私を気に入ったみたいです。




***


──30分後。

私はお盆におにぎりと出汁巻き卵、煮物、お味噌汁を乗せて、自室へ戻って来た。

「はい、どうぞ。……お口に合うかわかりませんけど、おばあちゃんに教わっているので味は近いと思います」

神室玲は、キラキラした目をしてお盆に乗せられた料理を見つめている。

「……食べていいのか!? いただきます!!」

そう言うと、すごい勢いで食べ始めた。

「……どうですか……?」