王子様が、呪われた私を気に入ったみたいです。



……まあ、鈴子が私を憎むのも当然なのかもしれない。

私の父、高宮総一郎は、名門・高宮家の御曹司で、そして私の母である佐倉楓の恋人だった。

しかし佐倉家がそれほど裕福ではない……つまり庶民であることから、二人の交際は周囲から反対されていた。

その上ある時楓が事故で大けがを負い、顔に消えない傷が残ったことが決定打となり、二人は無理やり別れさせられてしまったのだった。