王子様が、呪われた私を気に入ったみたいです。




***


──昼休み。

茶道部の部室に入ると、鈴子はすでにそこにいて、畳に正座して私を待っていた。

「す、鈴子さま、お待たせしてしまって──」

私が言いかけると、鈴子がおもむろに立ち上がって私に近づき、いきなり私の頬をはたいた。

バシッと乾いた音が響いて、私は畳に倒れる。

「……あんた、玲様と何があったの?」

鈴子は……私の腹違いの姉は、ギラギラとした憎悪の目でこちらを睨んでいる。