王子様が、呪われた私を気に入ったみたいです。



そう言って、私は立ち上がった。

「玲さんが不幸に見舞われるかもしれないし……それに玲さんと一緒にいることで私まで目立ってしまったら、また不幸になる人がたくさん出るかもしれないですから」

私と話した人が事故に遭ったり、目を合わせた人が病気になるところを想像すると、背筋が冷たくなった。

(もう二度と、あんな不幸は起こしたくないんだから……!)

私は呆気に取られている神室玲を無視して、ダイニングを出て行った。