王子様が、呪われた私を気に入ったみたいです。



「……はい」

返事をすると、制服を着た女性がドアを開け、銀のワゴンを押しながら部屋に入って来た。

「お夕食を運んでまいりました」

そう言ってワゴンから次々と料理の皿を下ろし、テーブルの上に並べていく。

「では、おかわりが必要でしたらお呼びください」

お皿を並べ終えると、女性はそう言って出て行ってしまった。

「……おかわりって……そもそもこんなに食べられないってば……」

大きなテーブルの上には、スープやサラダ、ローストビーフや魚のパイ、フライドポテトとフライドフィッシュ、パン、さらには甘そうなケーキまである。