王子様が、呪われた私を気に入ったみたいです。



「迷惑なんかじゃない。……ウメ、いつから体調が悪かったんだ? なぜ俺に言わない。水臭いじゃないか」

「……実は、数か月前から体調が悪くて。お医者さまには手術を勧められているんですが、そうなると遠方の病院に入院する必要があるので、その間美織を一人にしておくのが心配でつい先延ばしに……」

そう言って、おばあちゃんは私の方を見た。

「おばあちゃん! 私ももう高校生なんだから、少しの間くらい一人で暮らせるよ! 私のことは心配しないで、ちゃんと治療を受けて!」

「でも……」

そこで急に、神室玲が口をはさんできた。

「そうだぞ、ウメ! 美織のことは心配するな。俺が責任を持つ」

(……え!?)