王子様が、呪われた私を気に入ったみたいです。




***


病室に入ると、ベッドの上におばあちゃんが横たわっていた。

「おばあちゃん、大丈夫!?」

近づいてみると、顔色が悪い。

(今朝は普通だったのに……どうして!)

私が手を握ると、おばあちゃんがうっすらと目を開いた。

「おばあちゃん、わかる? 美織だよ!」

必死にそう呼びかける。