王子様が、呪われた私を気に入ったみたいです。



私がいぶかしんでいると、神室玲がおもむろに口を開いた。

「君のおばあさまは、ウメ……佐倉梅子さんだね?」

唐突におばあちゃんの名前が出て、私は息を呑んだ。

「そ、そうですけど……おばあちゃんが、何か?」

なぜ神室玲がおばあちゃんの名前を知っているのだろうか?

「……落ち着いて聞いて欲しい。君のおばあさまが職場で、つまり神室家で急に倒れたんだ」

「ど、どういうことですか!? おばあちゃんが神室家で働いているなんて聞いてません! ……それに倒れたって!?」