Dearest 1st 〜Dream〜




俺はそんな衝動を、残りわずかな理性で必死に抑える。






「…それよりさ、あんな怒鳴られて怖かったやろ?」




「……う……ん…」




「彩がコンビニ入る前から俺おったの気ー付いてた?」




「……え……」






そこまで言うと、彩は驚いて目を大きくした。






「たまたまやけど雑誌読んでてさ。

彩がコンビニ出て行く時に気ー付いて…



声掛けようかなぁって思ったらぶつかって怒鳴られてたから…」





「………そうだったんだ…」





「もっと早くに声掛けてたらあんなんならんかったかもな。



ごめんな。」






今でも悔やむ。





あの時、




キーケースさえ落としてなければ…





もう少し、早く彩を見つけていれば……






君に、恐怖なんて味わせなくて良かったのに。







「──何で朝岡さんが謝るの?



謝るのはこっちだよ…



巻き込んじゃってごめんね…」






彩は素早く顔を上げ、本当に申し訳なさそうに顔を曇らせた。