───…パラパラ…。
コンビニの中、雑誌を手に取り適当にページをめくる。
GW、
ドライブ、
デート特集ばっかやし…。
とりわけ面白いとは思わず、すぐさま雑誌を戻す。
……帰ろっかな…。
そう思い、くるりと向きを変えた瞬間──…
────────!
目が大きく見開いた。
……レジの前。
財布を鞄に戻し、レジ袋を受け取る。
小さい背丈に、見慣れた規定の制服。
振り向いた瞬間になびく、サラサラの髪。
「────…っ」
瞳にその姿を映した瞬間、吸った息が鋭く喉に突き刺さる。
間違いない。
見間違えたりなんかしない。
それは、この数週間ずっとずっと待ち焦がれていた人の姿。
────彩だ。



