───シーン……。
突然、無音と静寂に襲われる店内。
店内の中にいる全員が動きを止め、こちらを凝視している。
机をすさまじい力で叩いたのは……
「……チカ……」
不服全開の顔。
睨み付ける鋭い目が、いつになくキツい。
不満たっぷりに見下ろすチカが口を開く。
「いいご身分ね、純。」
「…………」
「あたしがちょっと目を離した隙にまた出かけたの?」
冷め切った声が店内に響き渡る。
「………」
「すぐに分かるんだからね!
誰とどこ行ってきたのよ!!」
「ちょっとチカ…!
やめなって!
純疲れてるんだよ!」
「うるさい!
そんなの関係ないよ!」
間に入ったマリアをキッと睨み付け、また俺を見るチカ。
ちょっと待てよ…
いきなり、何なん?
「………おい、チカ……」
俺の胸に、フツフツと怒りの種が植えられていく───……。



