──時刻は4時。
すぐに車を走らせ、地元を離れた。
吾郎、壱、マリアの困っている顔が目に浮かぶ。
この三人はあまりチカに好意を寄せてはいない。
チカ自身も、この三人に対して凄い好意を持っている訳じゃない。
──ただ、
『道具』として。
俺と連絡がつかなくなった矢先、すぐに道具として三人に連絡をする。
吾郎、壱、マリアはチカからそんな扱いをされるのが堪らなく嫌みたいだ。
俺は、やっぱり。
この三人には絶対迷惑をかけたくない。
だから、行き着く答えはいつも一緒。
───そう。
“我慢”と言う名の地獄。



