背中にヒヤリとした感覚と、ゾクッとした悪寒が走る。
「………は……?」
それしか、言葉が出なかった。
喉に張り付いた声を、言葉を、出そうとしては儚に消えていく。
『今日、みんなで飲みに行こうってチカちゃんから連絡あってさ…
……でも………
純がいないってなったら、かなり怒り出して…
さっきからずっと純の事嗅ぎ回ってるよ…』
「────……」
『とにかく帰ってきて!
今マリアが落ち着かせてるけど、本当に何し出すか分かんないよ……』
「──…分かっ…た
行くって……言うといて…」
『うん。
7時に居酒屋にいるから待ってる。
──あっ、ちょっと待ってね!!
ゴローちゃんが電話代わるって!!』
「……」
しばらくの沈黙。
そして───……
『─────純?』
吾郎の心配そうな声が電話越しから聞こえた。



