「ありがとうございましたー。」
店員の声を背中に、コンビニを後にする。
ガサガサと音を鳴らす大きな袋を持って。
──…結局買ったのは、
俺の好きな物ばっかりだ。
だって俺の好きな物の中に、彩も好きな物があるんなら、すっげえ嬉しいなって思ったから。
はやる気持ちを胸に秘め、俺は車を停めて学校へと足を踏み入れた。
校内はさすがに休日だから、いつものように人波にさらされることもない。
部室に近づく度に、
ドキドキ、と俺らしくない鼓動を放つ心臓がやかましい。
ピタッと部室の前で足を止め───……。
───ガラッ!
俺は思い切ってドアを開いた。



