「───…さって♪
吾郎、車と運転頼むで♪」
「──あいよ♪」
───ポンっ!
俺は車の鍵を吾郎に放り投げ、ドアを開けた。
「行くんだろ?」
全てを読んでいる吾郎に向かって、俺はニコッと笑いかけた。
「行ってらっしゃーい♪」
「気を付けてね。」
「おうっ♪サンキュ♪」
俺は手を振る仲間に手を振り返し、背を向けた。
「……ん~……っ」
───…何もはばかる物がない道を、一人歩いていく。
青い空から降り注ぐ、
煌めく光を指先に感じながら、それを愛に変えて歩き出す。
───今から、会いに行くよ。
会いに行くから。



