「……俺さ……?
……曲……作ってみてん……けど……。」
俺は恥ずかしながら、ガサガサと楽譜を取り出す。
──…そんな俺を見て、三人は目を丸くして驚いた。
「───…うっそ…!
曲作れたの……?」
「すごいじゃん!!!!!
すごいじゃんすごいじゃん純~ッッッ!!!!!」
「どうやらスランプから脱出できたみたいだな。」
「……うん……
何か、こう………。
お前らとか、大事なもんの事思ったら自然と出来た……。」
俺は照れながら頭を掻いて、楽譜を三人に差し出した。
「──…素敵ね……」
「わぁぁっ♪バラードだねっ!?!?」
「……お前らしい。
タイトル、いいな。
……頑張ったじゃん。」
────ポン……。
吾郎に背中を押され、俺は仲間達と笑い合う。
……バカみたいに四人で泣いた。
一度はバラバラになった絆は、前より強く太くなった。
俺の頭に思い浮かんだのは大事なものや、人。
それらを想えば、自然と深い旋律が出来上がった。
────俺にとっての始まりの唄。
……スタートライン。



