「うんうんっ♪♪
妊娠疑惑も解決したし、
紅解散危機も突破したし、ほーんと良かったよー。」
「ホントにねー。
今だからこうやって笑って話せるけど、一時期はマジでどうなるかと思ったわ。」
「………すんませんなぁ。」
俺は弱みを握られたかのように、少し腰が低くなる。
「でも安心したっっ♪
やっぱり紅はこのメンバーでなきゃっっ♪♪」
壱はニコニコと笑い、マリアは笑う。
「……そうよねー。
たとえ過呼吸起こして倒れようが、曲作れないとか喚こうが、我らがリーダーは純しかいないもの。」
「お・ま・え・ねー。
さりげにいつも毒吐くよねー?」
「だーって本当の事だもの。」
「きゃははは♪
純がマリアに押されてる~っっ♪」
「うっさい猿が!」
俺とマリア、壱の会話に、クスクスと笑い出したのは吾郎。
「……そうだな。
俺には、お前みたいに壱とマリアをまとめる統率力もないし。
──…やっぱ、リーダーは純しかいないよ。」
─────…………
「そうだよ♪オレいつも言ってるじゃん!!!!
“純は俺が永遠に尊敬するリーダー”だって♪」
───………壱……?
「……あたしも言った事あるわよ。
“どこまでもついて行く”って。」
─────…マリア…
「……ま、そーいう事だ。
………これでもまだ紅解散するとかくだらん事言うか?」
「────………ッ」
─────ポタッ。
ポタッポタッ………
「───……お前ら…
……アホか…………っ」
……視界が歪む。
涙が溢れては止まらない。
苦しいんじゃない。
─────嬉しいんだ。



