Dearest 1st 〜Dream〜





「……やっぱり夢を優先させた結果、俺にも天罰が下りましたよ。」





「…………え?」







「───…彩を……






……失いました………」






ぶんは小さく、悲しく笑った。





「…………」





「……分かってたんですけどね、こうなる事は。





──…だけどやっぱり……





実際こうなると結構こたえます……」






「──…ぶん……」






「……それでも夢を選んでしまう自分が愚かですね……





──俺は……





器用じゃないから…





この先きっと彩を泣かしてしまう……





……そんな自分が、一番許せないんです。」







────…………






ぶんの悲しい横顔を見て、俺は考えるよりも先に口が開いていた。







「──…夢を選ぶって事が間違いじゃないやろ。




それに彩も、お前に夢を捨てられた方が嫌なんじゃない?






………彩は………





夢を追ってるお前が好きなんやからさ──………




夢を理由に自分を追い詰めるなよ……





こんな弱音聞いたら彩が悲しむぞ──……」







「~~~~~…ッ……」






────…ポタッ…





ポタポタッ───…







──…震える拳に、ぶんの瞳から大粒の雨が舞い落ちた。