「純───…
ごめんなさい……
……色々……散々傷つけて…
あたし…
本当どうかしてた…………。」
「……もういいって。
チカが全部悪い訳じゃないやろ?
俺も俺で悪いとこあるんやし。」
「……そんなことないよ……!!!!
純はいつもあたしの事責めなかったじゃない…!
なのに……
あたしはそれをいいことに、純を沢山傷付けた───…
自分を忘れて取り返しの付かないことも………
……沢山───…っ」
「…………」
「……あたし…
純は優しいし、絶対刃向かわないって思ってたの……
だから、それをいいことにずっと一緒に入れるって勘違いしてた……。
一緒にいたかった……
好きだったから………」
「…………」
「……バカね、あたし。
純を縛り上げたって、気持ちまでは縛れないのに……。
純がどんどん遠くに離れて行くのが怖かったわ。
追い掛けるたびに、あたしもどんどん歪んで行った……」
「……うん……」
「……そのうち自分がどんどん堕ちていくのを感じたわ。
何をしたらあなたが振り向くか、そればかりが頭を覆い尽くしてた──…。」
───…手首を切って血まみれなチカ。
────…彩に関するものは全て破壊していくチカ。
────…嘘を付いてまで、見境が分からなくなっていたチカ………
「───…そんな自分に終止符を打ちたくて、死のうって思った。
こんな人を傷つけてばかりの人間……
愛されない人間なんか、邪魔なんだって……
誰も必要としてくれないんだって───…
………でも、
純が一緒に踏み切りに飛び込んで助けてくれた時に気づいたの…………
まだ………
まだこんなあたしを助けてくれる人がいるんだって──……
必要なんだって……
生きてていいんだって……
教えてくれたのは……っ
やっぱり……
───純だった………っ」
チカはそう言い……
止まりそうもない大粒の涙を流した。



